高槻市役所近くのオステオパシー×鍼灸、げんき本舗治療院

筋肉の痙攣、例えばこむら返りをしたときには、揉んだり強く押さえたりすることはだめです。よりいっそう痙攣をひどくさせます。

もちろん、痙攣が治まっているときにも注意が必要で、過剰に強い刺激を加えることは余計に筋痙攣を起こすことになります。

1ヶ月以上、毎晩のこむら返りが治らないという方がいらっしゃいました。局所を見てみると、確かにこむら返りを起こした後特有の筋膜の緊張はありましたが、それ以外に、筋全体が硬くなっている。これは、こむら返りではない違う原因によるものです。

「○○さん、自分で揉んだり押したりしてませんか？」

「はい、こむら返りがなかなか治らないので近所の整骨院で毎日揉んでもらってました」

「それです、それが治らない原因です」

柔道整復師（整骨院の資格）はマッサージに対して知識がありません。それにもかかわらず、こむら返りを起こしているところを一生懸命揉んでいたんでしょう。痛いところを押したり揉んだりすると治るという局所治療の悪弊の最たるものでしょう。

これでは治るどころか、筋膜や筋の変性を起こして、余計に悪くさせてしまいます。

こむら返りを起こす原因を探して起きにくくさせてから（腰と膝に問題がありました）、

「整骨院には行かないでね」

と伝えました。

1週間後、来院。前回治療以降、こむら返りは起きていないとのことでした。