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身体

不眠の一つの原因

眠いのに、布団に入ると、ベッドに入ると眠れないという人がいます。

様々な原因がありますが、一つの原因に、背中の問題が挙げられます。

仰向けに寝ると、背骨は身体の重みに沿って、布団やベッドの柔軟性と相まって動きます。ちょうど背中が布団やベッドに密着するようになるのが普通です。

ところが背骨やその周囲の筋に柔軟性がなくなると、密着しなくなります。すると、背骨や筋は密着しないところに引き延ばしの力が働き、負荷がかかるようになります。

背骨やその周囲の筋−特に棘突起際のインナーマッスルは、交感神経と大きく関わりがあります。背骨や筋に負荷がかかると交感神経が興奮します。交感神経は活動するときに強く働く神経であり、眠りを妨げる作用があるため、眠いのに眠れなくなるという症状が現れるのです。

ですから、ボクの場合、不眠の人にはまず背中の状態を見ます。もし動きに制限があると、それを改善するだけで、眠りやすくなることがあるんです。

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