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経穴
ツボの位置の中の位置
経穴−ツボ−というものの位置は、追求すればするほど妙味のあるものです。
足三里、膝の5センチほど下、すねの筋肉の中にあるツボで、非常によく使うところですが、さて、その足三里がどこにあるのか!
もちろん経穴の本には位置が書いています。その本の通り位置を探せばいいのですが、長年鍼灸の仕事をしていると、そうもいきません。
まず、足三里と単にいっても取り方は様々です。経穴の本に書いているのはほんの一例で、大きく分けると3カ所の取り方があるように思います。
さて、いざその一つに定めたとしても、人により場所が違う。
微妙な、指先にほのかに感じる違いを発見して、人による誤差を見つけなければなりません。
それも、時間をかけていてはだめ。プロの名折れです。
神経は指先にものすごく集中していながら、
「こんなの簡単さ!」
とさわやかにいわんばかりの顔をして、速やかに足三里を探します。
もちろん、足三里に限りません。全身のツボ一つ一つがそうです。
ですから、少なくともボクの場合、プロ相手にはかまわないでしょうが、素人向けに簡単に、
「○○にはこのツボを使えばいいですよ」とはいえません。
そのツボはいかなるもので、どのように取ればいいのかを一般の方相手に説明するのは、ものすごく骨の折れることだからです。
足三里、膝の5センチほど下、すねの筋肉の中にあるツボで、非常によく使うところですが、さて、その足三里がどこにあるのか!
もちろん経穴の本には位置が書いています。その本の通り位置を探せばいいのですが、長年鍼灸の仕事をしていると、そうもいきません。
まず、足三里と単にいっても取り方は様々です。経穴の本に書いているのはほんの一例で、大きく分けると3カ所の取り方があるように思います。
さて、いざその一つに定めたとしても、人により場所が違う。
微妙な、指先にほのかに感じる違いを発見して、人による誤差を見つけなければなりません。
それも、時間をかけていてはだめ。プロの名折れです。
神経は指先にものすごく集中していながら、
「こんなの簡単さ!」
とさわやかにいわんばかりの顔をして、速やかに足三里を探します。
もちろん、足三里に限りません。全身のツボ一つ一つがそうです。
ですから、少なくともボクの場合、プロ相手にはかまわないでしょうが、素人向けに簡単に、
「○○にはこのツボを使えばいいですよ」とはいえません。
そのツボはいかなるもので、どのように取ればいいのかを一般の方相手に説明するのは、ものすごく骨の折れることだからです。