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アトピー
アトピー性皮膚炎と衝脈
ボクはアトピーによるかゆみの治療に、衝脈を使っています。
衝脈とは胞中（子宮のことだけど、経穴で言うと、臍の下3寸の関元と解釈してかまわない）から起こり、胸中に散じる奇経です。奇経とは、12本ある主な経脈ではなく、何か病症が生じるなど特殊な事情が発生したときだけ働く経脈で、8つあります。衝脈はその一つです。
手法は、按摩か或いはてい鍼（てい鍼はとがった方を使わないでね）。患者さんを仰臥位にさせ、関元から上になでこすり、胸に散じるようにさせます。ちょうど衝脈の流れと同様に行うわけです。気がうまく流れないようだったら最初に関元に対して補法を行うといいでしょう。もしこする領域に皮膚炎があればそれを避けて行ってください。
