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鍼灸
不妊における鍼灸治療について
1.不妊の鍼灸施術について
近年女性の身体のストレスや不規則な生活習慣が要因で20代から不妊でお困りの方が増えています。
げんき本舗治療院では、東洋医学に基づく不妊の鍼灸治療をおこなっています。
健康な身体は、「気・血・水」が滞りなく流れている状態です。生殖を司る「腎」の力と心を穏やかにする「肝」を調整する治療をしっかりおこなうことで、妊娠力や出産力が備わった土台の母体づくりができます。
2.不妊の原因となる「腎」と「肝」の働きについて
2-1.腎は生殖を司る
腎には、現代医学でいうと卵子や精子、遺伝子、ホルモンに相当する生命エネルギーが貯蔵されています。この生命エネルギーのことを「腎精」といいます。腎が不足すると、疲れやすくなったり老化を早めてしまったり、子宮内環境が不安定になったり卵巣の力も弱ります。男女ともに腎を健康に保ち、生命エネルギーを高めることが妊娠への第一歩です。
子宮や身体を温める作用が低下して冷えやすくなる「腎陽虚」のタイプと、温める作用が過剰なため体に熱がこもってしまう「腎陰虚」のタイプ2つに分かれます。
2-2.肝は血を貯蔵し量を調節したり感情の変化に関係する
肝は、感情の変化に反応するため、肝気が過剰になると怒りっぽくなったり、イライラしたり、反対に不足するとうつ状態になります。
他にも血を貯蔵する流れに関連しており、受精卵を受け入れられるような子宮の手助けをする働きをおこなっています。長期に及ぶ不妊治療のストレスは、気血のめぐりを整え発散し、心から健康に保つことが大切になります。
げんき本舗治療院では、鍼灸治療を主におこない、場合によってはオステオパシーによる手技をおこなうこともあります。
婦人科の不妊治療と併用して通っていただきながら、不妊治療の効果をより高めるために、一人ずつカウンセリングをおこなった上で施術を行いますのでご安心ください。
男性の方の施術も可能でございますのでお気軽にご相談ください。