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肩こりのあれこれ

肩こりを訴える方も多くいらっしゃいます。
肩こりの時に、肩だけ押せばいいとか鍼をすればいいとか、これは間違いです。肩こりの原因により、さまざまな部位に治療を施すことが肝腎です。

肩こりの原因
1,首の姿勢不良
 これが最も多いのですが、では首だけ対処すればいいのかと言うとそうではなくて、その首の姿勢不良の原因にも対処しなければなりません。その多くは、腰の姿勢不良にあります。腰を丸く座っているのがほとんどで、その場合、首がまっすぐになりすぎ、肩こりの原因となります。つまりそのときは腰にも治療を加える必要があります。
 
2,横隔膜の動きの異常
中には、横隔膜が原因というケースもあります。横隔膜は胸とおなかの間にある筋性の膜で、呼吸に関係します。息を吸う時に中心が下に凹み、吐く時に中心が上に持ち上がります。この動作の不良があると、胸郭つまり背中を含んだ胸全体に影響を及ぼし、斜角筋という筋肉に影響します。斜角筋は、息を吸う時に働く筋肉で、真下に腕の神経があります。斜角筋自体の緊張、そして腕の神経両方に悪影響を及ぼし、肩こりの原因となります。

3,内臓の動きの低下
内臓は、自然なリズムで動いています。これはオステオパシーでよく考えられる理論なんですが、この内臓のリズムが狂ったり低下したりすると、体全体を包む筋肉の膜ー筋膜に影響を及ぼします。それが他の原因と相まって肩こりの原因となることがあります。

このほか、いくつかの原因が肩こりに影響を及ぼしますが、いずれにせよ、これらをきちんと解明して肩こりに対処しなければ、なかなか治らないと言うことになります。

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